Italy / Veneto
Daniele Piccinin ダニエーレ・ピッチニン
· Bianco Muni 2022
品種:シャルドネ、ドゥレッラ
白 750ml
ピッチニンで生産されるワインの中で、長男的存在。
他のワインとはシンプルさとフレッシュさで一線を画す。
寛大なシャルドネ由来の果実味と樹齢の若いドゥレッラが持つ驚くべき塩気のマリアージュ。(生産者資料より)
2022ヴィンテージまではビアンコ ムーニとしてリリースしていたが、2023ヴィンテージ以降からはラリオンという名前に変更。
ラリオンは、ダニエーレが住む町、サン ジョヴァンニ イラリオーネの地元での呼び名。モンテマーグロが、モンテマーグロ(痩せた山の意)という名の区画に植わるドゥレッラという土着品種で造る、いわゆるクリュ的な概念で生まれるワインだとしたら、ラリオンは複数品種、複数の区画のブドウを混醸した、サン ジョヴァンニ イラリオーネというクリュよりも大きなゾーンを体現・表現したワイン。
シャルドネは収穫、除梗し、皮ごと48時間マセレーションを行った後に圧搾、ステンレスタンクで醗酵。ドゥレッラはプレス後ダイレクトにステンレスタンクで醗酵(ドゥレッラの持つ色素が酸化しやすいという特性があるため、マセレーションの仕方については未だ模索中)。10か月間木樽で熟成の後にボトリング。(インポーター資料より)
Daniele Piccinin / Larion 2023
自身が共同経営者の一人でもあったレストランのソムリエとして働いていたダニエーレ・ピッチニン。2003年から3年ほどラ・ビアンカーラのアンジョリーノの元で修行をし、2006年からレストラン経営者の権利を売却し、自らワインを作っています。
また、
2011年にカーゼ コリーニの故ロレンツォ コリーノに会ってから、
無施肥(緑肥のための種を蒔くこともないため、畑には自生する野草のみが)、無除草(畝間は全くせず、ブドウ樹にかかる雑草のみ手刈り)、不耕起、トラクターも使わず、ボルドー液の散布も肩にポンプを背負って行う、土地、年、ブドウの個性が余すことなく反映した、畑でもセラーでも必要最小限の人為的な関与によって生まれる、ナチュラルなブドウ生産&ワイン醸造のある種の究極の形を具現化しているロレンツォの畑に衝撃を受けます。
思ったら即行動のダニエレ君、取り入れられるものを即実践に移します。畑を開墾した当初には緑肥用の種蒔きはするが、以降は自生する雑草のみを天然緑肥とし、不耕起へと切り替え、畝間の草を刈るのもやめブドウ樹の周りだけ雑草を手刈り、そうすることでトラクターを畑に入れる回数が飛躍的に減り、土壌を潰し、コンパクトにすることなく(保水力も維持でき、程良く空気が含まれた土壌も維持でき、その結果微生物環境も良好なものに)…。
他の生産者の素晴らしさをいち造り手として素直に認められる、ホンモノの謙虚さ、意識の高さ、そして取り入れられるものはすぐに実践に移す行動力、進化以外しか彼の未来にはないと断言しましょう!!!!!!
(インポーター資料より)