Italy / Trentino-Alto Adige
Floribunda フロリバンダ(エッゲル フランツ)
· Sidro 2023
原材料:リンゴ(ゴルドラッシュ,トッパス)樹齢 20 年
シードル 750ml
2023 年も、気温が高く春先ま では非常に乾燥していたものの、最終的には雨が多かったヴィンテージ。凝縮というよりも香り、酸のバランスの取れたリンゴを収穫できたといいます。
フロリバンダの造るシードルは、一般的な糖度の高いシードル用品種ではなく、酸度が高い食用品種から造られます。非常に酸があり、リンゴそのものの香り や、味わいを持った一味違ったシードル。食事との相性はもちろん、飽きの来ない飲み心地には、皆さん驚いていただけるでしょう!
カリンやショウガ、ミントなど、様々なフレーバーが加わった方が注目されがちですが、やはりすべての「基本」とも言えるシンプルなシードルが、フランツやマ ダレーナが一番重要に考えている部分です。今年は春先になかなか気温が上がらず、2 次醗酵にすこし時間がかかったといいます。結果的には非常にきめの細かい泡と味わいについてはもう非の打ちようがない素晴らしさ!結果、非常に繊細で複雑な味わいになったと話すフランツ、、毎年研究を欠かさない彼だ からこそ造れる魅力的なシードルです!
収穫後、破砕・圧搾。小型のタンクにて緩やかに醗酵を行う。遅れて収穫したリンゴを圧搾、果汁を加えてボトル詰め、 瓶内 2 次醗酵。スボッカトゥーラ(オリ抜き)せず、そのままリリース。SO2 を一切添加しないリンゴのみで造り上げたシードル。
(インポーター資料より)
Floribunda / Sidro 2023
膨大な知識量と創作意欲をそのまま具現化した、オリジナリティ溢れる瓶内2次醗酵シードル
植物学者として大学に勤務し、植物を主体に自然環境、菌、酵母を専門に研究してきた経歴を持つフランツ エッゲル。アディジェ川のほとりにある彼のリンゴ畑、土地は水はけのよい砂質、粘土質(トゥーフォ土壌)。植物学の知識と経 験をもとに、農薬や化学肥料が当たり前と言われるリンゴ栽培を180度転換、無農薬、無肥料栽培を実践。リンゴは、酸が強く糖度が上がりにくい品種のため食用よりシードルに適していること、収穫量を抑えて果実の密度を上げること で、十分な糖度とバランスを持った収穫へたどり着く。 自ら収穫したリンゴを用いたシードルの醸造についてもほとんどが独学。探求心の強いフランツはフィルターの使用をやめ、オリ引きの回数を減らし、オリによって原酒が守られる状態(シュール・リー)を維持する事で、完全にSO2の添加を 行わない瓶内2次醗酵のシードルを造りだす。オリとともに保管することで、原酒自体が守られる=酸化に対して抵抗を持つ、という考えのもと造られたシードル。シンプルにリンゴだけで造ったものはもちろん、リンゴと一緒に収穫されるカリ ン(mela Cotagna)を加えたものや、リンゴ果汁にサンブーカ(Sambuca=ニワトコ)の花を加えて一緒に醗酵させたものなど、、、彼の創作意欲には驚かされてしまう。。リンゴの果汁のみで醗酵しきった爽快さ、そして全く嫌みのない香りと、 心地よくも繊細な味わい。歴史や伝統にはないものの、フランツのこだわりの栽培・醸造観念によって生まれた、個性豊かな素晴らしい味わいのシードルです。
(インポーター資料より)