- France / Loire
La Coulee d'Ambrosia (ジャン・フランソワ・シェネ)
· Amazones 2008
品種 シュナンブラン
500ml 白甘口
2019年と2023年に販売いたしましたアイテムの再入荷となります。
バックラベルのヴィンテージ表記は0817、0519のものが混在しておりますが、中身は2008年のワインですので、JANコードの余白に2008年と記載しております。
L’O2 Vigneとaphroditeの中間の時期に収穫。
2〜3日間かけてダイレクトプレス。小樽でウイヤージュせずに薄いフロールの下で9年間の発酵と熟成。2017年に瓶詰め。
オレンジがかった琥珀色。
レーズンや蜂蜜、樽由来の芳ばしさやカラメル、メープルシロップ、そしてほどよいビターカカオのような香りが甘さの中にどこか大人びた雰囲気を漂わせます。
口に含むと蜜のようにゆっくりと流れ、ドライフルーツの甘やかな風味の中に、香りに感じられたカラメルなどの様々な風味が複雑さやコク深さを、酸や仄かな塩味が感じられることで抑揚を与えています。
未だ若々しい果実味を兼ね備え、ブランデーやカカオのような風味や香り、甘さの中にも終始締まりのある酸が調和を保ちつつ甘すぎない飲み心地が続きます。鼻腔には僅かにターメリックやコリアンダーなどカレーを想わせる香りやドライハーブなどの香りが抜け、ややオリエンタルな印象を残します。
(インポーター資料より)
La Coulee d'Ambrosia / Amazones 2008 (500ml)
グリオットのワインを飲んでこの道に進んだ ジャン・フランソワ・シェネは、「農民であることに誇りをもてる仕事をする」その想いを胸に抱き自然環境とワインを飲んでくれる愛好家を尊重した農業に取り組むことを決め、化学物質に頼ることなく土と対話を重ねそれを育み、自然かつ健全なブドウを完熟した状態で収穫することに注力してきました。
また、醸造者としては「決してワインを触りすぎることなくありのままに造ること」を旨とし、酵母や亜硫酸はもちろん酵素もビタミン剤も決して加えず、成り行きのままに醸造します。
強い個性を有するが故に、リリースするまで長い年月を待って良い状態にしたにも関わらずその品質を否定され、父親から譲り受けた畑の一部を売却して資金繰りに充てざるを得ない状況に陥り自分の仕事に対して悩んだこともありましたが、尊敬する生産者からの助言や励ましを得て現在に至っております。彼が造るワインは、自身に強い影響を与えたグリオットのそれに劣らぬ無限のポテンシャルを秘めており、彼がこの土地で造るからこそできる唯一無二のものだと述べても過言ではないでしょう。
そんなジャン・フランソワは2018年の醸造を最後とし新たな道へ進むことを決めました。現在1.9haとなった畑はシリル・ル・モアンに貸しているそうです。今後、生産者として戻ることがあるかどうかは分かりませんが、未だタンクや樽に入っているワインが多くありますので、状態が整えば数年のうちに徐々にリリースされることでしょう。この先も見守って頂ければと思います。
(インポーター資料より)
L’O2 VigneとAphroditeの間に収穫された、つまり完熟から過熟の過程で中間状態にあるぶどうを用いたキュヴェ。
2005年ヴィンテージに続き、AphroditeやL’O2 Vigneなどのワインよりも大幅に長い熟成期間となる9年を要した理由は、収穫したぶどうの糖度にありました。
Aphroditeと比べて糖分が少なく自然発酵がより進みやすい条件にあるため、アルコール度数が必然的に高く仕上がります。そのため、味わい全体のバランスを取るまで9年かかったと話します。シェネは、このワインのアルコール由来の「強さと重厚感」を、ギリシャ神話の女性戦士「アマゾーヌ」にたとえ、ラベルとキュヴェ名に選んだそうです。
*アルコール度数は18%、残糖量は約50~80g/L。もし発酵が完了した場合、アルコール度数は21〜23%になります。ちなみに、過去にリリースした2005年の残糖量は40g/Lでした。
(インポーター資料より)