Italy / Lazio
Le Coste レコステ
· Bianco R 2019
品種 プロカーニコ
白(オレンジ)750ml
La Chiesa の畑。樹齢 10~40 年。
1 本のブドウ樹より 500g ~700g という低収量のプロカーニコ。
収穫後、果皮と共に開放式の大樽で 3 週間 醗酵を行う。
圧搾後、500L の木樽に移し 20 カ月の熟成。ボトル詰め後 6 か月の 熟成。
ブドウの熟度が高いだけでなく、酸やフレッシュさを失わなかった 2019。非 常に高い次元でバランスを保ったブドウの質の高さ、強い骨格とポテンシャルを秘 めたヴィンテージ。
追加で 2 年間取った結果、素晴らしい状態になりました。液体 の輪郭がはっきりしており、落ち着き、酸と熟成のバランス。香りには果実のフレッ シュさと熟成による印象が混ざり合った複雑でいて繊細。一つの完成美を感じても らえると思います。
「「La Chiesa ラ キエーザ」の畑より収穫したプロカーニコで造られる、いわばビアンコ リゼルヴァという立ち位置のワイン。
と言っても、ベースのビアンコとは違い、樹の仕立て、密植度から、非常に厳しく収穫量を抑えて植樹された単一畑のブドウ。
エッレに使われるのは、1 本の樹から 500g~ 700g という収穫量。
Cru Le Coste と比較しても決してほとんど見劣りしないブドウのクオリティ。
そのブドウを果皮、種子まですべて使った醸造によっ て生まれる白。ジャンマルコ的に言うと「よりイタリアらしさを持ったワイン」。
ブドウの熟度が高いだけでなく、酸やフレッシュさを失わなかった 2019。非常に高い次元でバランスを保ったブドウが収穫できたというジャンマルコ。
Cru Le Coste や La Chiesa の畑では、その質はさらに高く、強い骨格とポテンシャルを秘めている、、裏を返せばそれだけ「時間」がかかるヴィ ンテージ。
そうした事情もあり、リリースから 2 年ほど時間を取りました。
完熟を証明する成熟した果皮のタンニン。
液体の輪郭がハッキリしており、落ち着き、酸と熟成のバランス、香りに は果実のフレッシュさと熟成による印象が混ざり合った印象。
複雑でいて繊細、一つの完成美を感じてもらえると思います。ポテンシャルのあるヴィンテージ、ワインだからこそ、時間を 費やすことでたどり着いた魅力。十分に感じていただけるビアンコです!
(インポーター資料より)
Le Coste / Bianco R 2019
ジャンマルコ アントヌーツィ、彼ほど合理的かつ感性的な造り手に出会ったことはあっただろうか。ヴァレンティーニやシュレール、、、愛する造り手のワインを飲むうちに、自らワインを造りの道を選んだジャンマルコ。フランスのヴァンナ チュール生産者の元で働きながら学び、帰国後2004年より祖父の住むラツィオ北部、グラードリのブドウ畑より栽培、ワイン造りを開始した。なぜフランスで学んだか?それは「自分が最も好きなワインの造り手達がいたから」、奔放なよう で非常に真剣、強すぎる情熱はすべて畑に、カンティーナに向けられている。驚くほど多種類のワインもすべてがシンプルに表現し続けた結果、愉しみのあるワイン、そしてたくさんのメッセージが込められている。 カルデラ型の湖ラーゴ ディ ボルセーナの畔。周辺の土壌は火山礫、凝灰岩、顆粒状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。標高は350m ~450mの間に位置し、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた2ha(樹齢が非常に高い)と、2004年に彼が手に入れた3haの土地「Le Coste」。その他、少しずつ土地を買い足し、現在は合計8ha。畑では農薬はもちろん、堆肥 なども一切使わない農法を徹底。畑ではブドウ樹だけを栽培するのではなく、自家消費用に野菜やオリーブ(一部は販売用にも生産)、果実を混植。単一的な環境ではない、より多様性のある畑、自然環境に近づける努力を惜しまな い。「Le Coste」の畑は植樹から仕立て、手入れまで、一切の妥協なく≪最高のブドウ≫を収穫することのみを考えた畑。まだ15年に満たない樹齢でありながら、高樹齢の畑以上の良質なブドウを付ける。樹齢が古いという事はもちろん 大切だが、健全に年を重ねてきたかも大切。樹すべてを把握し、樹勢から結実、果実の状態まですべてを見てワインを造る。彼の醸造はカンティーナではなく畑でもう始まっている。
レ コステのフィロソフィともいえる、醸造からボトリングに至るまで、一切の薬品類、温度管理、清澄、ろ過を行わないワイン造り。細かく分かれた畑から収穫されるブドウはそれぞれ、果実の密度、味わいの構成、いわゆるテロワール(土地) のキャラクターが違う。その違いを最大限に表現して造るため、ベース的なワインを除き、Cruごとに造られている。ポテンシャルを秘めたブドウには最大限の追求(挑戦)を、また日常的なワインには毎日飲んでも飽きることのない心地よ さ、愉しみを持ったワインにと、多様な中にもはっきりと個性を秘めたワイン。そしてすべてに共通しているのは、「異常なほどの飲み心地」。自由さを持ちながらも、ゆるぎない覚悟を持ち、挑戦をし続ける最高の造り手。(インポーター資料より)