Italy / Lazio
Le Coste レコステ
·Lot 20 2015 ロットヴェンティ
品種 グレゲット
750ml 赤
「ロット20番」という名の赤。あまり知られておりませんが、以前1度だけリリースしたことのあるワインです。2009年、ワイナリーがスタートしてようやく5年目、まだCruの畑まだ若く、納得のいくブドウが収穫できなかった頃です。複数ある畑から収穫し、醸造したものをアッサンブラージュしてビアンコ、ロッソを造っていたジャンマルコ。日照に恵まれた2009、一部の畑では過熟的なブドウの成熟を迎えたグレゲットも多く、それぞれの畑ごとに樽で熟成している最中、明らかに他の樽との「違い」を持った樽が1つ、、。樹齢40年の畑から収穫したグレゲット、「これを他のロッソと混ぜてしまう事が凄くもったいない、そう思ってこの樽だけ別にボトリングを行ったんだ。」そう話すジャンマルコ。端から数えてちょうど20番目の樽だったことからこの名前になりました。今考えれば、現在のように畑ごとに醸造を行いボトリングするきっかけになった出来事でした!2015年も2009のような「暑さ」を持ったヴィンテージ、通常のロッソとは異なる、「果実の密度」を持ったグレゲットが収穫できた畑から、6年ぶりにその名前を持ったワインとなりました。過熟ともいえるヴォリューム感を持ちながらも、決して重さを感じない軽快さ。ロッソとは異なるグレゲットを表現したワインです。(インポーター資料より)
Le Coste / Lot 20 2015
Le Coste
揺るぎのない哲学と豊かな感性、ストレートに「人」を表現する愉しみを持ったワイン
ジャンマルコ アントヌーツィ、彼ほど合理的かつ感性的な造り手に出会ったことはあっただろうか。ヴァレンティーニや シュレール、、、愛する造り手のワインを飲むうちに、自らワインを造りの道を選んだジャンマルコ。
フランスのヴァンナ チュール生産者の元で働きながら学び、帰国後2004年より祖父の住むラツィオ北部、グラードリのブドウ畑より栽培、 ワイン造りを開始した。
なぜフランスで学んだか?それは「自分が最も好きなワインの造り手達がいたから」、奔放なようで非常に真剣、強すぎる情熱はすべて畑に、カンティーナに向けられている。驚くほど多種類のワインもすべてがシンプルに表現し続けた結果、愉しみのあるワイン、そしてたくさんのメッセージが込められている。
ラツィオ北部、ヴィテルボ近郊カルデラ型の湖ラーゴ ディ ボルセーナの畔。周辺の土壌は火山礫、凝灰岩、顆粒 状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。標高は350m~450mの間に位置し、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた2ha(樹齢が 非常に高い)と、2004年に彼が手に入れた3haの土地「Le Coste」。その他、少しずつ土地を買い足し、現在は合計 8ha。畑では農薬はもちろん、堆肥なども一切使わない農法を徹底。畑ではブドウ樹だけを栽培するのではなく、自家 消費用に野菜やオリーブ(一部は販売用にも生産)、果実を混植。単一的な環境ではない、より多様性のある畑、自然環境に近づける努力を惜しまない。
「Le Coste」の畑は植樹から仕立て、手入れまで、一切の妥協なく≪最高のブド ウ≫を収穫することのみを考えた畑。まだ15年に満たない樹齢でありながら、高樹齢の畑以上の良質なブドウを付ける。樹齢が古いという事はもちろん大切だが、健全に年を重ねてきたかも大切。樹すべてを把握し、樹勢から結実、果 実の状態まですべてを見てワインを造る。彼の醸造はカンティーナではなく畑でもう始まっている。
レ コステのフィロソフィともいえる、醸造からボトリングに至るまで、一切の薬品類、温度管理、清澄、ろ過を行わないワ イン造り。細かく分かれた畑から収穫されるブドウはそれぞれ、果実の密度、味わいの構成、いわゆるテロワール(土 地)のキャラクターが違う。その違いを最大限に表現して造るため、ベース的なワインを除き、Cruごとに造られている。 ポテンシャルを秘めたブドウには最大限の追求(挑戦)を、また日常的なワインには毎日飲んでも飽きることのない心 地よさ、愉しみを持ったワインにと、多様な中にもはっきりと個性を秘めたワイン。
そしてすべてに共通しているのは、「異常なほどの飲み心地」。自由さを持ちながらも、ゆるぎない覚悟を持ち、挑戦をし続ける最高の造り手。(インポーター資料より)