Italy / Lazio
Le Coste レコステ
· Rosato 2021
品種 アレアーティコ
ロゼ 1500ml
樹齢の古いものが中心。収穫後、除梗せずに時間をかけて圧搾 することで、果皮の要素を極僅かにモストに移す。醗酵は果汁のみ、木樽にて約 3
週間。オリ引きのあと木樽にて 10 か月、ボトル詰め後 6 か月の熟成。 ジャンマルコ曰く「R エッレ(特別なワインという意味で)」と名付けたかったという素 晴らしいヴィンテージ。圧倒的なサイズの違い、そして奥行き、複雑でフローラル な香りの広がり、果実由来のフレッシュさ。繊細さと複雑さが高次元でバランスした 2021。
「2021 年は決して簡単なヴィンテージではなかった。冬の水不足と春の乾燥は、かなり過酷で難しい年になると感じた。しかし、夏前にある程度ま とまった雨が続いたことで水不足は解消し、ブドウの成熟に伴って十分な日照を得た。そして収穫前の昼夜の気温差は、酸、糖度、フェノールの成熟 は、記録的な域に達した。レ コステにとっても最高のヴィンテージの一つになった」、そう話していたジャンマルコ。
このロザートについては「ビアンコやロッソみたいに R エッレと名付けたかったほど」、素晴らしいヴィンテージだと語るジャンマルコ。体格の良さはもち ろん、奥行き、そして複雑さ、、。いつもとは明らかにサイズが違うというロザート。病気や腐敗果が少なかったこともあり、除梗せずに短時間果皮と共に 置いてから直接プレス。時間を置くことで、果皮の要素を極僅かにモストに移し、醗酵は果汁だけの状態で 3 週間。醗酵が終わったあと、オリと共に 10 カ月木樽にて熟成。
色素やタンニンの恩恵なしに、これほどの酒躯を持てるものなのか、、そう感じるスケールの大きさ。2023 年 3 月に到着していましたが、そのサイズの大きさに驚かされました。そ の時点では正直、香りやフォルムがまだ出来上がっていないと感じる状態でした。それから 6 カ月、12 カ月と定点観測を続けてきまして今回、そのポテンシャルを感じる状態に近づ いたと感じています。間違いなくこれまでの中で「最高のヴィンテージ」を塗り替える 2021 年。びっくりするような価格ではありますが、その価格に恥じない価値。そしてその先のポテン シャルが保証されている過去最高のロザートだと思います!
(インポーター資料より)
Le Coste / Rosato 2021 1500ml
ジャンマルコ アントヌーツィ、彼ほど合理的かつ感性的な造り手に出会ったことはあっただろうか。ヴァレンティーニやシュレール、、、愛する造り手のワインを飲むうちに、自らワインを造りの道を選んだジャンマルコ。フランスのヴァンナ チュール生産者の元で働きながら学び、帰国後2004年より祖父の住むラツィオ北部、グラードリのブドウ畑より栽培、ワイン造りを開始した。なぜフランスで学んだか?それは「自分が最も好きなワインの造り手達がいたから」、奔放なよう で非常に真剣、強すぎる情熱はすべて畑に、カンティーナに向けられている。驚くほど多種類のワインもすべてがシンプルに表現し続けた結果、愉しみのあるワイン、そしてたくさんのメッセージが込められている。 カルデラ型の湖ラーゴ ディ ボルセーナの畔。周辺の土壌は火山礫、凝灰岩、顆粒状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。標高は350m ~450mの間に位置し、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた2ha(樹齢が非常に高い)と、2004年に彼が手に入れた3haの土地「Le Coste」。その他、少しずつ土地を買い足し、現在は合計8ha。畑では農薬はもちろん、堆肥 なども一切使わない農法を徹底。畑ではブドウ樹だけを栽培するのではなく、自家消費用に野菜やオリーブ(一部は販売用にも生産)、果実を混植。単一的な環境ではない、より多様性のある畑、自然環境に近づける努力を惜しまな い。「Le Coste」の畑は植樹から仕立て、手入れまで、一切の妥協なく≪最高のブドウ≫を収穫することのみを考えた畑。まだ15年に満たない樹齢でありながら、高樹齢の畑以上の良質なブドウを付ける。樹齢が古いという事はもちろん 大切だが、健全に年を重ねてきたかも大切。樹すべてを把握し、樹勢から結実、果実の状態まですべてを見てワインを造る。彼の醸造はカンティーナではなく畑でもう始まっている。
レ コステのフィロソフィともいえる、醸造からボトリングに至るまで、一切の薬品類、温度管理、清澄、ろ過を行わないワイン造り。細かく分かれた畑から収穫されるブドウはそれぞれ、果実の密度、味わいの構成、いわゆるテロワール(土地) のキャラクターが違う。その違いを最大限に表現して造るため、ベース的なワインを除き、Cruごとに造られている。ポテンシャルを秘めたブドウには最大限の追求(挑戦)を、また日常的なワインには毎日飲んでも飽きることのない心地よ さ、愉しみを持ったワインにと、多様な中にもはっきりと個性を秘めたワイン。そしてすべてに共通しているのは、「異常なほどの飲み心地」。自由さを持ちながらも、ゆるぎない覚悟を持ち、挑戦をし続ける最高の造り手。(インポーター資料より)