France / Beaujolais
Michel Guignier
·La Petite Oseille 2020
品種 ガメイ
750ml 赤
全房で12日間マセラシオン。フードルで11ヶ月間の発酵と熟成。
僅かに濁りのある中程度の赤色。
苺のリキュールやグレナデンシロップなどやや緻密な赤い果実に、カルダモンの爽やかなスパイス、お香、ムスク、土、竹墨、インク、煙などの香りが少しずつ絡み合い、しとやかな印象を受けます。
抜栓直後は少し表情が硬く感じられますが、空気に触れて目覚めるかのように徐々に香りの膨らみ、繊細で滑らかな飲み心地が引き出されていくようです。張りのある酸が果実味を包み込み輪郭を描くように全体を支え、ムーラン・ナヴァンらしい骨格や凛とした佇まいを感じさせ、旨味に満ちた果実味が広がります。
清涼感のあるスパイスだけでなく、ナツメグ、土などの風味が重なり深みや複雑性を与え、時折塩味が抑揚をつけながら奥行きのある余韻へと誘います。この先の熟成で滋味深さだけでなく、しなやかさや上品な印象がさらに増していくことが期待されます
(インポーター資料より)
Michel Guignier / La Petite Oseille 2020
フルーリーから北西方面にあるヴォールナール村で、1954年に父と二人で創業した。当時から有機栽培に取り組み、その後クリスチャン デュクリューの影響を受けてビオディナミへ転向。2007年にdemeter(デメテール)の認証を取得した。
現在は、可能な区画は全て馬で耕作している。ミッシェルは、品質の高いワインを造るための大切な要素がブドウ栽培にあると考え、当初は総面積17haから始めた畑を7haに大幅縮小、他の生産者が使う農薬や除草剤などの影響を避けるため、残りの土地は全て牧草地に変えた。
醸造は全てセミ マセラシオンカルボニック、一貫して亜硫酸無添加、フィルターも清澄作業もしていない。そのためか、新しいエチケットには「Vin Pur Jus」(果汁100%のワイン)と印字してされている。(インポーター資料より)