Italy / Sardegna
Panevino パーネヴィーノ
· Fermenti o Frammenti 2020
品種 カリニャーノ、モニカ
赤 750ml
ラベルにはFRAMMENTIの「RAM」の上に「ER」と表記されていまして、ヴィナイオータ公認(?)パーネヴィーノのマスコットキャラクター、マリッポ君も、おにぎり型の輪郭の中には大小&形が様々な図形が描かれています。
ジャンフランコは、「さまざまなモノを一緒にすることで、個々が持つ特性を無効にしようとする、錬金術的表現」とまた訳分かんない事を書いてきました(笑)。フェルメンティは、このケースでは“複数の醗酵体(=ワイン)”、そしてフラッメンティは“複数の断片”を意味し、とどのつまり、樽に収まりきらなかった様々なワインを適当に混ぜて熟成させたワインという事になるのかと・・・。
13%という、2020ヴィンテージのパーネヴィーノのワインとしては低いアルコール度数から鑑みるに、カリニャーノ、モニカの割合が高いのかもしれません。還元などはしていないのですが、少し待ってあげるだけで格段に面白くなる予感がするワインです。
(インポーター資料より)
Panevino / Fermenti o Frammenti 2020
現当主ジャンフランコ マンカは、代々受け継がれてきた畑でのブドウ栽培を1986年から彼自身で手がけ始め、1994年からは公式にワイナリーとしての活動を始める。標高450mから700mまで、土壌も火山岩質から粘土-片岩質と様々な特性の、5つの区画に合計3ヘクタールの畑を持ち、サルデーニャの土着品種を栽培する(カンノナウ、ムリステッル、カニュラーリ、カリニャーノ、モニカ、モレットゥ、ジロ、モスカート、マルヴァジーア、ヴェルメンティーノ、セミダーノ、ヌラーグス)。樹齢も品種、区画によっては100年を超えるものも。年生産量7500-9000リットル。大地、人、その他の生命に対して最大限の敬意を払うべく、畑では一切の施肥を行わず、畑に自生する草を鋤き込むことで緑肥として利用しているほか、ボルドー液さえも使用せず、細かい粉末状の土と硫黄を混ぜたものを農薬代わりに6月に1度(年、畑によっては一度も撒かない)する以外には一切何も畑には散布しない。ワイナリーでも、醸造からボトリングまでの全ての工程で一切の薬剤を使用しない。
ワイン生産以外に、パン屋も生業としており、地元の無農薬の粉を使い、代々受け継いできた自然発酵種(小麦粉が勝手に醗酵したもの、とでも言えば良いのでしょうか)をもとにを、薪釜でパンを焼いている。ブドウ以外にもオリーヴ、野菜、フルーツ、穀物を栽培し、それらは彼が経営するアグリトゥリズモで供される。
Vini Naturali(ナチュラル ワイン)という言葉に対して、”そもそもワインとはブドウだけで造る、極めてナチュラルなものなわけで、ワインにナチュラルななどという形容詞を付ける事自体が間違っている”と言い放つジャンフランコが考え出した、ナチュラルワインでも、ビオワインでも、自然派ワインでも、有機ワインでもない言葉、それがVini Liberi(自由な、何の束縛もない、ブドウ以外の何物も使用しないワイン)。
いい言葉だと思いませんか?(インポーター資料より)