France / Rhone
Samuel Boulay サミュエル・ブーレ
· Aleph 2019
品種 アリカンテ、シラー
赤 750ml
全房で10~15日間マセラシオン。
グラスファイバータンクで発酵を始め終盤から小樽で発酵と熟成。
深いルビー色。ブラックベリーソース、レーズンやプルーン、ガレンズなどのドライフルーツを想わせる凝縮感のある黒系果実の香りに、バラのドライフラワー、ダージリンの気品のある華やかさ、土、ビターカカオ、竹炭など複雑性を与える香りが加わります。
熟成由来の繊細さが引き出された軽やかなミディアムタッチで、きめの細かいしなやかなテクスチャーで充実感のある風味がじんわりと広がります。
ドライフルーツのような甘やかな風味をまとう果実味はコクがあり、加えてベリーソースを想わせる緻密感が感じられます。
どこか若々しく可愛らしさを感じさせるような果実味と旨味や複雑な様子が絡み合い、しっとりとした落ち着きと奥行きが感じられる仕上がりです。
この先の熟成で更に繊細な飲み心地やエレガントな様子、深みが引き出されていくことでしょう。
(インポーター資料より)
Samuel Boulay / Aleph 2019
研修生として2000年にミッシェル・オジェに弟子入り、2006年からはスタッフとして雇用され12年まで、自らもワインを造りながら働いた経歴の持ち主。
ジル・アゾーニ氏が畑を売りに出したためこれを購入、5haを得てミッシェル・オジェを退職してアルデッシュで再びワイン造りを開始。
2015年が初ヴィンテージとなります。
●畑仕事について
現在のところ、引き継いだ畑のうち1haはブドウが植わっておらず、更にいくつもの樹を抜いて土地を休ませながら、畑のコンディションを徐々に整える方針。今後は不耕起栽培を行う。アゾーニ氏が耕作していたため、それを突然止めることにより生じる問題を懸念して15年は2畝ごとに耕やしたが、16年からは全て止めている。
単位収穫量についてはロワール時代で8〜10hl/haだったので、ここアルデッシュでも同じくらい収穫できれば十分だと考えている。
土地の面積に対して植わっているブドウが少ないことについて、そういった状況を恥じる生産者は多いが、本人は反対にとても誇りに思っている。
●醸造について
自分の仕事は畑の中でほぼ終わっている。
つまり、収穫したブドウを圧搾すること、必要に応じてピジャージュやルモンタージュをすることくらい。
基本的には何もしないで、微生物の活動を見守るだけと考えている。(インポーター資料より)