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France / Cahors(Sud-Ouest)

Simon Busser

· Printemps 2023 プランタン

品種 マルベック80%、タナ20%

750ml 赤

 

2020/1月に訪れたカオールのSimon Busser。

みんなで鹿を解体しながら豪快に焼いて、Simonのワインを。

馬や愛犬と共に暮らす、優しい彼の性格が 溶け込んだような

カオールらしさもありつつ、ピュアで飲み心地の良いワイン。

 

下記、インポーター資料より。

 

全房で8日間のマセラシオン。ステンレスタンクで3ヶ月間の発酵と熟成。

 

ルビー色。赤いベリー系の果実やプラム、りんごなどの赤い果皮を持つ熟した果実から放たれるような豊かな果実香に、紅茶、土、ナツメグやクローブなどの華やかさや深みを与える香りがほどよく溶け込みます。

瑞々しささえ想わせる軽快感、それでいて滑らかなテクスチャーで伸びやかに流れ込みます。赤と黒のベリー系果実が混ざり合うような若々しく芳醇な果実味が大きく広がり、徐々に紅茶のかぐわしい様子が重なっていき複雑性や抑揚を与えます。

雑味のない軽やかな飲み心地でありながら口中に留まる風味は緻密で充実感があり、アフターにかけて熟した赤いプラムやりんごの風味がふわりと抜けて、爽やかでフルーティーな様子が伺える可憐なミディアムスタイルです。

Simon Busser / Printemps 2023

¥3,630価格
消費税込み
在庫残り3点
  • オーナーであるシモン・ビュセーの父親は、既にビオロジック栽培をしていましたが、醸造設備を持たなかったため、収穫したぶどうは協同組合に販売していました。父が所有し賃貸するぶどう畑の内、一番古い樹齢(1970年)の一部3haのぶどう畑を引き継いで2007年よりワイン造りを開始。
    2007年の醸造は、近所でワイン造りをする知り合いの醸造設備を借りて仕込みました。
    それまでワイン作りを手伝ったことはあっても、醸造学校に行ったこともなく、ワイナリーで働いたこともないシモンにとっては、試験的な仕込みであり、どちらかというとちょっとした興味程度のことでした。知り合いである“近所のおじさん”のワイン作りを真似て作った初ビンテージは、SO2をあまり使わなかったという(SO2含有量は80mg/L)。今風のテクニックを駆使しないことが幸いしたのでしょう。その結果、ワイン作りとは、原料であるぶどう栽培と発酵という工程が必要な、奥が深く複雑で、内容の濃い点に興味がわいてワイナリーになる決心をしました。

    夢は地中海の大平原「カマルグ」で乗馬をして暮らしたい、というほど馬が大好きなシモンは、どうせ農業をするのなら馬で耕そうと考えます。友人を通して、馬でぶどう栽培をする蔵元として有名なロワールのオリヴィエ・クザンに出会い、手綱さばきの研修を受け、今ではボルドー液などの農薬散布以外は全て馬を使って栽培をするようになりました。「馬は、大地と私の大切な友達。」とシモンは言います。

    【栽培・醸造】

    そんな彼ゆえ、父から譲り受けたぶどう畑は当然ビオロジック栽培。現在では5haに拡大し、一部でビオディナミも実践している。2007年に「エコセール」の認証を取得しました。
    「産地らしさ」その典型性をワインに表現するには、毎年異なる気候の違いに応じて最高のぶどうを育てること。ぶどうが最後まで熟成する力があるかどうか。そういう点も含めて収穫のタイミングがワイン作りにおいて一番重要だと考えています。「ぶどうがワインになる秘密の通り道がある」のだそう。
    収穫の際には、喜び、または歓喜に包まれた雰囲気でぶどうを収穫できると、そのエネルギーがワインの味に影響すると思っています。(J.M.ブリニョも同じ事を言っています。)これは言い換えると労を惜しまず仕事をするということであり、心をこめてぶどう作りをすることにつながります。当然、醸造所での仕事も同じライン上にあります。
    シモンの気持ちが皆に伝わるせいか、週末にあわせた3~4日間の収穫には、家族や友人、その家族が集まって50人前後の人が手伝ってくれる。バックラベルには、感謝を込めて収穫者の名前を入れています。
    蔵の中での仕事は、できるだけ人為的な介入をしないよう、またポンプを使わないように心がけ、酵母は天然酵母を使い、SO2はできるだけ控えたワイン作りをおこなっています。

    (インポーター資料より)

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